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ストラトフォード=アポン=エイヴォンの奇跡

みなさんは、これまでに「信じられない出来事」に遭遇したことがありますか? 確かに「偶然のたまもの」「運よく〇〇できた」といった出来事は普段の生活でも時折起こることでしょう。でも、「こんなことがあるのか!」と思わず叫ぶような奇跡的な出来事を経験した人はそれほど多くはないと思います。

私がその奇跡的な経験をしたのは、今から29年前の1992年7月、英国のストラトフォード=アポン=エイヴォン(Stratford-upon-Avon)を訪れた時でした。当時、私は東海大学から1年間、スコットランドのスターリング大学へ訪問研究員として派遣されていたのですが、同じ時に、体育学部の今川正浩先生(現・東海大学男子サッカー部監督)もイングランドのコベントリー・シティ・フットボール・クラブへサッカーのコーチ法を学ぶため派遣されていました。

今川先生とは渡英後に連絡を取り合う予定だったのですが、お互いの移動時期がずれたことから連絡先が双方ともに届かない状態になっていました。そのまま7月になり、私が同じ大学に派遣されていた台湾とタイの大学の先生と一緒にイングランドをレンタカーで周る旅行をしていて、シェークスピアの生まれ故郷として有名な観光地であるストラトフォード=アポン=エイヴォンへ立ち寄り、ガイドブックを見ながら二人の先生に英語で解説をしながら歩いていた時、ふと顔を上げると、そこに今川先生が立っていたのです! 一瞬、お互い「信じられない」という顔をした後、「こんなことがあるのか!」と手を取り合って叫んだのを今でもよく覚えています。

今川先生は、ちょうど前日にスウェーデンから戻ってきたばかりで、たまたま、奥様や知人と一緒にストラトフォード=アポン=エイヴォンを訪れたということでした。お互いのスケジュールが重なったという偶然はもちろんのこと、少し時間がずれたり、歩く道が一本違っていれば再会することは決してなかったはずです。日本国内ですら考えられないほどの小さな確率で再会した私たちはその後、お互いの住む街を訪れることになるのですが、おかげで私は、コベントリー・シティの練習を見学したり、クラブハウスで監督さんから昼食をご馳走になったり、アストン・ヴィラ vs ブリストル・ローバーズの試合を今川先生の解説付きで観戦することができました。こうした経験は、現在、担当している「スポーツとメディア」の授業に大いに活かされています。
(執筆者: 飯塚浩一 教授)

※下記に掲げた写真は、上記の試合の様子と、その前日に訪れたワーウィック城での今川先生(左側)とのツーショットです。

飯塚浩一 教授

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