広報メディア学科トップページ > NewsTopics

学科教員リレーエッセイE 加島  卓 教授
「大学新聞のすゝめ」

進学先について深く知りたいとき、実は「大学新聞」がおすすめである。受験生向けのウェブサイトよりも情報が幅広く、キャンパスライフのリアルを多角的に知ることもできる。
本学には『東海大学新聞』と『東海スポーツ』がある。広報メディア学科の学生や卒業生も現役記者として活躍し、ウェブサイトやソーシャルメディアで情報発信もしている。

・『東海大学新聞』(毎月一回、紙で発行し、いくつかの記事をウェブにも掲載)
https://www.tokainewspress.com/
https://twitter.com/TokaiNewsPress
・『東海スポーツ』(年に数回、紙で発行し、いくつかの記事をウェブにも掲載)
https://h0l2xtuaqdug.blog.fc2.com/
https://twitter.com/TOKAI_SPORTS

せっかくなので、私が書いた記事をいくつか紹介する。まずは都築響一さんの写真集『TOKYO STYLE』(ちくま書房、2003年)の書評。この本は「インターネットがなかった時代」のひとり暮らしがどんな感じだったのかを追体験できて面白い。お父さんやお母さんと一緒に読むと盛り上がる一冊だ。

・インターネットがなかった時代:書評『TOKYO STYLE』
https://www.tokainewspress.com/view.php?d=1344

授業やゼミで教えている内容について書いたこともある。私の専門は社会学なので、人びとの生活にどんな変化が生じたのかに興味がある。しかし実際にはその変化をすぐに知るのは難しく、後になって気づくことも少なくない。たとえば、監視カメラの設置数は増える一方、公衆電話は街から消えつつある。こうした変化に敏感になるためには、少しずつ曖昧に進行している「ジワジワーッ」とした動きに注目するしかない。

・「ジワジワーッ」
https://tokainewspress.com/view.php?d=1369
・公衆電話があった風景
https://tokainewspress.com/view.php?d=1468

快適になったように見える生活が、実は不便だったり、「みんな」にとっての快適さではないこともある。大きな駅にあるペデストリアンデッキはとても便利だが、私たちは改札口から直結された範囲でしか歩き回らなくなってしまった。スーパーやコンビニのセルフレジに慣れると、実は高齢者や子どもが操作に困っているのが見えてくる。

・なめらかな社会の不気味さ
https://tokainewspress.com/view.php?d=1418
・セルフサービスの社会
https://tokainewspress.com/view.php?d=1518

こうした「当たり前」の風景を一つひとつ丁寧に調べ、適切に言語化することが、私は大事だと思っている。そしてこうした作業を学生と一緒にしながら、これからの社会に何が必要なのかを考えるようにしている。本や映画を解釈するように、街の風景や日常の暮らしも解釈可能であり、そういう勉強もできるのが大学の面白いところだと思う。

トップページへ
トップページへ